2007年9月2日日曜日

[II- 2] まずはLiveCDで、Ubuntuが動くかどうか試してみよう

さて、インストールCDの準備ができたら、早速Ubuntuの世界へ足を踏み入れてみましょう!
*Ubuntuでは、パソコンのメモリーが256MB以上を推奨しています。
 また、実際にインストールを行う場合、ハードディスクの空き容量が目安として、3GB以上必要です。
■まずはお試しから
UbuntuのインストールCDは、「LiveCD」と呼ばれるものです。
たった一枚のCDの中にオペレーション・システム(OS)から、インターネット、オフィス・アプリ、音楽ソフト、このLiveCDで起動すれば、今あるパソコンの中味を一切傷つけることなく、お試しができます。
また、実際のインストールを行う前に、自分のパソコンが、Ubuntuが動くかどうかを事前にチェックができるんです。

■下調べ、事前の準備
まず、第一のチェックです。パソコンはインターネットにつながっていますか?
つながっていなくても、お試しはできますが、Ubuntuの良さを最大限に発揮させるためには、インターネットへの接続が必須です。実際につながるかどうかの動作チェックの為にも、インターネットへの接続をお薦めします。

また、無線Lanについても、かなりの機種に対応していますし、設定の説明は、後で行います。
最初は有線での接続をお薦めします。

さて、ここで一つお願いです。
パソコンのマニュアルをチェックしてみてください。まさか捨ててませんよね?
BIOS(バイオス)の設定」という項目があるはずです。(索引で調べるといいでしょう)
BIOSとは、パソコンの基本設定を行う画面なのですが、設定モードに入るためにキーボードの何を押せばいいかを、まずは調べてください。

パソコンの機種によっては、「Delete」キーだったり、「F1」、「F2」キーだったりします。
それが解かったら、パソコンの電源を押しましょう。

■パソコンをLiveCDから起動する
電源が入ったら、素早くその「キー」を押します。
すると、BIOSの設定画面がでますので、「起動順位」(英語だと「Startup、Boot」など)という項目を探します。

わからなければ、ここで再びマニュアルをチェックしましょう。「OSの起動順位を変える」というような項目を探してください。一般的なパソコンは、この起動順位として、CDやDVDが一番上になっています。
そうなっているかをチェックしましょう。
もしもそうなっていなければ、画面またはマニュアルの説明を見ながらCD/CVDを一番上に設定します。

[BIOSの設定例]

はい、それでは、ここでUbuntuインストールCDをドライブに挿入しましょう。

それから、設定を保存して、BIOS画面を終了します。(普通「F10」キーで保存&終了となります)

■起動の途中
しばらくしたら、「Ubuntu」のロゴ画面が現れます。
[LiveCDでのブート]
*ここで、うまく起動できない場合、メモリーの不足が考えられます。
Ubuntuデスクトップでは、パソコンのメモリーが256MB以上であることを推奨しています。
その場合、alt版というインストールCDで、文字のガイドでのインストールとなります。
うまく起動できた場合、CDからたくさんのデータを読み込むので、結構時間がかかりますがご辛抱を。
一番上のメニュー「Ubuntuの起動およびインストール」が選ばれています。
そのまま待ってもいいですが、カウントダウンの途中で、「Enter」キーを押せば、すぐに動作が始まります。
オレンジのバーが進行状況を表していますね。

■Ubuntuのデスクトップ
[LiveCDの起動後の画面]

しばらく待つと、Ubuntuのデスクトップが現れます。

まず、インタネットに接続できているかをチェックしましょう。
画面左上にある「アプリケーション」をクリックして、「インターネット」、「Firefoxウェブ・ブラウザ」を選びます。
動作はCDから読み込んでいますから、とても遅いです。お試しモードですから、ご辛抱を!
ブラウザが起動したら、お好みのURLを入力して、インターネットにつながるかをチェックします。
右上に「G」のマークがある小窓があります。ここで、適当な言葉を入力して「Enter」を押してもOK!
Googleの検索結果が表示できれば、大丈夫!

■Simple is the Best!
あとは、アプリケーション・メニューから色々とソフトウェアを試してみてください。
すごくシンプルでしょ?画面もとてもシンプルに見えるかも知れません。
[プルダウンメニューからソフトを起動]

でも、実際にハードディスクにUbuntuをインストールしたら、壁紙やメニューなどを変えたり、たくさんのソフトウェアを追加していって、自分好みの世界に変えていくことができます。
シンプル・イズ・ベスト!そう思いませんか?
そうそう、動作もかなり速くなるんですよ!!

動作チェック&お試しが終わったら、実際のインストールに進んで行きましょう!

■補足
あらかじめスクリーンの解像度を選んで起動する事もできます。
CDの起動時の画面で、「F4」キーを押します。解像度の一覧がでますので、自分のパソコンに適応したサイズを選べばOK!
同様に、「F2」キーをクリックすれば、言語を選べます。Ubuntuは、世界各国語に対応しています。
ですから、インストールCDを外国のお友達にあげても大丈夫!

「3、Ubuntuのインストールは超簡単!」に進む


5 件のコメント:

  1. はじめまして、こんな真夜中に失礼します・・・

    私は、ubuntuをやってみたくて(LINUXをやったことがありません…)、ubuntu7.10のliveCDからインストールを試みているのですが、
    ”ubuntuの起動およびインストール”
    を選択すると、画面が真っ黒になり、左上にアンダーバーが点滅してる状態から何も始まりません…。時間がかかるのかな?と思い、1時間くらい放置してみましたが何も映りませんでした…。
    テキストモードで、boot:live acpi=offと入力すると、os起動画面になり、オレンジのバーが出てくるのですが、オレンジバーが最高になり、ついに立ち上がるかな??と期待してると、また画面が真っ黒になります・・・。
    インストールは出来ないのでしょうか…?
    よろしければ教えてください。

    使用パソコンは
    VAIO PCG-QR1E/BP
    です。

    …他に、ペンティアム4 CPU3.2ギガ メモリ1.5ギガのオリジナルPCでも試しましたが、画面が真っ黒になり進みませんでした・・・。xbuntuでも同じでした。

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  2. ふぁーふぁ さん、VAIO PCG-QR1E/BPの搭載メモリはどの程度でしょうか?
    標準の64MBでは、残念ながら起動はできません。搭載メモリが192MB以下であると、テキストモードでのインストールを行う必要があります。
    私があれこれと試した限りでは、通常版のUbuntuでは、384MB積んでいないと快適には使えておりません。
    192MB、256MBのパソコンには、Xubuntuを用いています。

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  3. 返事ありがとうございます。
    私が使用しているVAIO PCG-QR1E/BPは、メモリを256メガに増設しています。
    しかし、xbuntuのテキストモードでも止まってしまうということは、パソコンが対応してないということなのでしょうか…?
    それとも、なにか特別なコマンドが必要だったりするのでしょうか?
    インターネットで、VAIO PCG-QR1E/BPとubuntuについて調べても有力な情報にたどり着けません…;;

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  4. ふぁーふぁ さん、それでは、CDが起動した時に、画面下に、「F4 VGA」と出ますので、そこから、「1024x768」などの適切な解像度を選んでみていただけますか?それでいかがでしょうか?

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  5. 指摘ありがとうございます。

    さっそく、解像度設定変えてみましたが、駄目でした・・・;;

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